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2017年1月6日金曜日

AIのインパクト

「AIは人の仕事を奪うのか」、「人間の知性、知能はAIにとってかわられるのか」といった議論があります。

ここでは「仕事」、というよりは、それよりも小さい単位である「業務 (=あるタスクの実行)」という観点からAIのインパクトを自分の言葉で考えていこうと思います。

人間が行う仕事というのは、少し乱暴ですが、どんなに複雑なものであっても、下記のように分解できてしまうと思います。

input -> 計算( =inputをもとに適切なoutputをみつける) -> output

計算にあたる部分が人間の知性、知能の根幹かと思いますが、計算を過去の事象(input)に基づき最適解を求めることとすると、テクノロジーの進化により様々なinput、及びそれに対応する最適解をデジタルに収集・保存できるようになり、保存されたデータをもとにAIが人間にかわりinputに対し最適解を提示できるようになってきている(なるように期待されている)のだと思います。

そして、input -> 計算( =inputをもとに適切なoutputをみつける) -> outputの組み合わせのシンプルさの度合い、及びコンピュータに置き換えた際のコスト/ベネフィットが考慮された上で、人間が行っている業務がどんどんAIに置き換わっていくのだと思われます。

これは良い、悪いの問題ではなく事実として人類がずっと経験してきたことと思いますし、議論はあるでしょうが、私としては「input -> 計算( =inputをもとに適切なoutputをみつける) -> output」に簡単に分解できてしまうものは、そもそも人間が行うべき仕事ではないとも思います。